楽器の出張買取で高額査定を目指すうえで、もっとも手軽で効果的な対策は査定前の清掃やメンテナンスです。査定スタッフが楽器を見た瞬間の第一印象は、買取価格に大きく影響を与えます。ホコリや汚れが目立つ状態では、管理状態が悪いと判断され、減額の対象になる可能性があります。
査定時の印象を良くするためには、以下のような基本的な清掃をしておくことをおすすめします。
清掃箇所
|
推奨される清掃方法
|
楽器の表面
|
柔らかいクロスでやさしくホコリを拭き取る
|
指紋や油汚れ
|
楽器専用クリーナーを使用して丁寧に除去する
|
弦楽器(指板・弦)
|
指板や弦のサビを軽く磨き、見た目と手触りを改善
|
管楽器(マウスピース)
|
食器用中性洗剤などで洗浄し、完全に乾燥させる
|
キーボード
|
キーの隙間に溜まったゴミをブロワーで吹き飛ばす
|
特にギターやベースなどの弦楽器は、ピックガードやフレット周辺の汚れを落とすだけで、見た目が格段に良くなります。また、簡単なチューニングを行っておけば、動作確認済みとみなされることもあり、査定評価が上がりやすくなります。
清掃を行う際に注意したいのは、強くこすりすぎたり、研磨剤入りのクリーナーを使用したりして楽器を傷つけないことです。専門店で使用されているような楽器用のクロスやケア用品を使うのが理想的です。
以下に清掃やメンテナンスのチェックリストをまとめました。
清掃ポイント
|
おすすめの方法
|
ボディ全体
|
柔らかいクロスで乾拭き、または専用クリーナーを使用
|
弦
|
指板を掃除し、古い弦は交換する
|
金属パーツ
|
クロスで軽く磨く。必要に応じてサビ落としを行う
|
キーボード
|
キーの隙間のホコリをブロワーで除去
|
管楽器マウスピース
|
食器用中性洗剤で洗浄し、しっかりと乾燥させる
|
また、見落とされがちなポイントとして「ニオイ」もあります。湿気の多い場所で保管していた場合や、タバコのにおいが染み付いていると、楽器自体に問題がなくても評価が下がることがあります。風通しの良い場所で陰干しをするなど、臭い対策も行っておくと安心です。
このように、簡単な手入れをしておくだけでも、査定スタッフに「大切に扱われていた楽器」という良い印象を与えることができ、自然と高額査定へとつながります。